鉄分濃い目徘徊記

かわね路を徘徊しつつ、模型にしつつ、大井川の鐵路を応援しています!

(N) C56-44製作記④~完成~




Nゲージ編第5弾にして、ついにC56-44落成です!

第1弾の南海21003Fにつづき、2両目の大鐵車〜f:id:kawaneji-railway2438:20220410121610j:image

種車...KATO製 C56 小海線

主な改造箇所...テンダー、キャブ、デフ、ヘッドライト、タービン発電機、連結器解放テコなど


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(個人的に、テンダーはだいぶこだわったつもりデス、)

 

 

強いて言えば、全面のナンバープレートを形式入りのものに変更したいのと、銘板も調達できなかったので、機会があれば手を加えたいところ。

 

※ちなみに写真の転車台は、千頭駅の転車台です。

 

 

(N) C56-44製作記②~足周り・キャブ~

①から、だいぶ間が空いてしまいましたが。

C56-44製作の第2弾です。

 

前回でボイラー周りを塗装までやってしまったので、今回は足周りの塗装及びキャブの改造へ入ります。


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↑44号機のキャブは、︵→︹   このように上部が平たくカットされております。

 

製品状態だと︵なので、、、

なんとかして平たくなるように切り落とすしかないです。デザインナイフとヤスリを駆使してがんばりました。

 

....

 

 

(すみません、写真撮り忘れました、)

 

 

切り落とした部分には、新たに平面をくっつけなくては。テキトーにそのへんのプラ板を切って、大きさ合わせて削り接着。接着時に生じたキャブとの段差はパテで埋めて終了。

 

ただし注意なのが、このままだと、通電して前進させた際にキャブ屋根が煌々と光ってしまうので、遮光するためのひと工夫をしときましょう。

(自分はアルミテープを貼ってしのぎました、)



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↑キャブ屋根の断面、結構厚みあるんよね。

これもプラ板をそれらしく型どって再現。

 


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屋根の上が写ってる写真、めちゃくちゃ探しました、、、なんせ今は実車を観察に行くことが出来ないので、過去の写真をあさるしかないのです。

 

屋根の上はかなりあっさりしているようで、手間が省けてたすかりました。

 

キャブの改造は以上になります、なかなか根気の要る大変な作業。

 

 

つづいて足周りへ。

 

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↑動力装置。モーター小さいね

 


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↑こんなふうに、一部抜き取ることで無動力化できました。


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ロッド類を全て外しちゃいます。(これ、気をつけないと再度組み立てる時に分からなくなると思います。)

 

んで、艶ありの黒で動輪やらタンクやらシリンダーやら塗ります。

製品状態ですと、動輪の縁が銀なので、気になっていたところです。

 

 


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↑これにて機関車は完成。

ただ、銘板が調達できなかったので、それは手に入るまでお預けですね。

 

今回は以上です。ご覧頂きありがとうございました。

(N) C56-44製作記③~炭水車~

NゲージでC56-44を再現する道③です。

炭水車の改造へ参ります。


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これまた特徴的な形状デス。

もっとも厄介なのが、小海線のC56のテンダーは後部ライトが埋め込み一体式になってる所。44号機のは一体形状じゃなく、ライトが独立してるんです。それ故、テンダー後部の形状自体も違うという()

 

他にも、梯子・つかみ棒、連結器解放テコの形状も違います。解放テコは、なぜ44号機のは客車と同じ下作用式なのだろうか...

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まぁ、とにかく作業へ移ります。

 

まずは思い切って後部の縁を切り落とす
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ライトの上半分が突き出るように。

点灯仕様を殺したくないので、中のプリズムがギリギリ出てこない程度にけずったり。なかなか神経使う作業です。

 

 

下作用式の解放テコをどうするか。

ぜんぜん自作でも構わなかったんだけど、良いモノを見つけてしまった。
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TOMIX製の旧客の付属部品。リアリティを求めダミーカプラーに交換する際に使うんですが、他車両に連結させて楽しみたい自分にとっては不要なんですわ。


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↑互いに元の解放テコを綺麗に切り落とし、準備完了。

 

ハシゴのモールドの位置が違うということで
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削っちゃったぜ☆

 

真鍮線で、
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こんなのつく作って。(切りクズじゃありませんヨ)

 

そしていよいよ...


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↑もろもろ接着!!!

なかなかうまくくっつかなくて、途中何度もイライラしたり()

 


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44号機(と言うか、タイ出征したC56)は、炭水車前部に石炭、後部に木材?を積んでいたようなので、それに合わせて石炭をカット。仕切り板をつけて、、組み立てて...

 

あとは、テールランプやナンバープレートを取り付けて、


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わぁい、できた〜〜〜

我ながら、だいぶ44号機らしさを出せたのでは?

 

次回、仕上げた機関車とドッキングして、C56-44完成!

 

(N) C56-44製作記①~構想・ボイラー周り~

さてさて、Nゲージ編その2です。

前回の記事でC56-44について語ったので、今回はその歴史的背景を踏まえながらNゲージ製作へ。

 

実車そのものの製品化はされてないので、同型機を購入しそれを改造する必要があります。。。

 

種車・・・KATO製 C56 小海線

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↓改造箇所↓

(機関車)

・連結器解放テコの不要なモールドを削る

・デフ点検窓穴空け

・ヘッドライト大型化

・コンプレッサー配管位置の変更

・タービン発電機形状の変更

・キャブ屋根を平たくする

(炭水車)

・後部形状の変更

・石炭量削減

・連結器解放テコを下作用式に変更

・不要なモールドを削り新たな手摺りを追加

 

ざっとこんなもん。

 

前回述べたように、44はタイ出征に伴う改造を受けているので、オリジナルのC56とは相違点が多いです。

 

 

C56-44製作第1回目の今回は、機関車のボイラー周りに着手。

 



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実車。そしておもな変更箇所。

 



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↑未着手製品。

 

・煙突後ろの、コンプレッサー配管の位置が違いますので、ちょっとカットして煙突に近付けるようにして接着。

 

・タービン発電機の形はだいぶ違います。こんな御立派な配管は、44には有りません...

 

製品状態のものをカットして繋ぎ合わせたら、それらしくなりそう。リサイクルは大事よ。

 

・デフがね、、、

両側ともうまく四角く切り抜く自信無かったんだか。やるっきゃねぇ、。ピンバイスでちょっとずつ四角い輪郭上に穴を開け、カッターで切り抜く。

 

(とりあえず最初に分解したんですけど、どうやったらボイラー外せるのか初め分かんなくて時間費やす、、、顔→キャブ→ライト基盤→ボイラーの順にやるんですね、)

 


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↑1度車体を組み上げて、こんな感じ。

ヘッドライトが有りませんが、?

 

実はこのヘッドライトがかなり厄介者。

ボイラーと一体構造のようで、外せねぇんですわ。

どうしようかと悩んでいると、ふと目に止まったのが、
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随分古いKATO製C57。

ちょうど手元にあったこいつの炭水車のライトが超簡単に外せたという奇跡。ちょいとデカ過ぎるけど、こいつの後部ライトはどうせ非点灯だし、元の状態よりかはマシになるだろうというわけで、元のやつは切り落としちゃいました。

 



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実車の塗装が艶ありなイメージだったので、検査明けピカピカを想定し光沢強めに再塗装。

なかなかいい味出てるんじゃ?

 

次回以降、足周り・キャブの改造へ突入です。

C56-44の軌跡

NゲージでまずこのC56-44を制作したい...

 

ということで。

 

 

まずは実車について語ります。笑

 

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C56型は、全160両が製造された小型機関車です。

その扱い易さから、そのうち約90両が太平洋戦争でタイに出征されています。

44号機も、その中の1両でした。

その際、現地の車高限界に合わせてキャブ屋根や煙突などがカットされたり、軌道幅や連結器も違うので車輪・動輪や連結器も変更されたり、、、さらに44号機は、タイ現地組み立て第1号の機関車だそうで、その時に他の機関車の部品も多く流用しているようです。日本に帰国し大井川で復活する際には、再び日本式の走行装置にするためにC12から動輪などを提供されているので、ほんと、テセウスの船状態‪ですね‪w


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↑高さを抑えるために平たくカットされたキャブ屋根。太平洋戦争で出征しなかったC56は丸くなっている。

 

付け加えると、44号機は大井川へ来てから実は1度静態保存化されてるんです。ボイラーの老朽化により2003年から休車となり、部品取り用の機関車C12-208(現在はパーシーに化けてる)のボイラーを載せ替えたことで2007年に再復活しています。

つまり今のC56-44は、キャブやテンダーを除いて、動輪やボイラーなど多くはC12からの提供品なのです。

 

そして今...。再び危機が訪れております。2019年9月のジェームス号の運行を最後に、今なお休車中のC56-44。ボイラーの状態がよろしくないと聞きますが、おそらく台枠等も限界が来ているのでしょう。太平洋戦争を経て、大井川へ来てからも40年以上が経過していますし。

 

 

今の日本には本線営業運転可能なC56は存在しません。C56-160が引退し、44号機は唯一残されていた動態C56だったんですが、、、。

 


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↑2019年のジェームス号。

まさかこの時の運転がラストランなんてことにならないよね、、?

 

 

そんな中、つい最近になり大井川鐵道はC56-135の入線を決意しました。コレが、C56-44再々復活への鍵となるのか、それとも135号機自身が復活し44号機はこのまま終わってしまうのか。両方とも復活は、、お金も人員も足りてないでしょう。(まずそれが可能なら44を2年以上放置しないやろ、)

 

もうひとつ、数年前の話ですが、大鐵で静態保存中のC12-164が動態化に向けて動き出したというニュースがありました。今は音沙汰無しなので、可能性はかなり低いですが。

C56-44、C12-164、C56-135。どれが優先なのかな、、

 


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↑2022年2月に大井川鐵道へ譲渡されたC56-135。

現状C56型は、静態保存機ですらかなり貴重な存在。

 

 

今のところ大井川鐵道公式からC56-44についての言及は全く無いので、ほんとにどうなるか分からないです、今後の進展に注目です。

 

 

 

 

めちゃくちゃ長ったらしい文書になってしまった、、、

さて次からは早速Nゲージ編いきますかね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

3月3日の大井川

新金谷にて。

先日再び新金谷車輌区へ輸送された南海6905Fですf:id:kawaneji-railway2438:20220304063052j:image

!!!!

大井川仕様の方向幕が解放されました!!

ちなみに車両側面の幕も同じ感じになってました。

東急みたいな幕なのかと思ってたけど、そこはちゃんと出身地を意識してるようで。南海時代をちゃんと継承してますね。

Twitterの反響も大きくてビックリ笑)

運用入りまで、もうひと踏ん張り!


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↑ちなみに東急の幕。

種別が左端、行先は白地に青文字の表示です。

 

あと、オハ35 559の試運転が行われました。f:id:kawaneji-railway2438:20220304063256j:image

千頭にて。

客車の試運転だと家山止まりが多いけど、今回は千頭まで運転。

 

試運転やら、なにかと木曜日にやる率高いです㊙

 

 

今回は以上です。ご覧頂きありがとうございました。

 

2月24日の大井川

2.24 大代川側線。

C56-135の機関車にかけてあったブルーシートが取られているっ!

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炭水車は、ブルーシートかかったままでした。

(何のためにブルーシートを外したのかは不明...)

でもせっかくなんで、ちょっと観察してきました。


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↑動輪・ロッド・台枠あたりは、雨ざらしだったにしてはかなり良好な状態のようです

 

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↑キャブ内。こちらも状態はかなり良さそう!

でもよく見るとボイラーはだいぶくたびれた様子。

 

 


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↑ボイラーを下から。

...見てはいけないモノを見てしまった感じ。完全に腐食してますね、()


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↑煙室扉付近。ここも腐食がぁ...

 

十数年雨ざらしの静態保存機にしては、状態は良さそうですが、動態化への道は、かなり厳しいものになりそうです。(素人目に見た感想ですけど。)

吉報を気長に待つとしましょ。

 

 

さてさて、つづいて新金谷。

 

南海21003Fの整備が着々と進められていました。

台車等の整備は、随分前に既に終えているので、出てくるまでそう長くはなさそうですね。

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↑放置したために積もったホコリを落としてました。

 


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ゆるキャンコラボ仕様の近鉄16003F。

三角形ってどうなんだ?って思っていたけど、なかなかカッコイイ。

ちなみに反対側には違うデザインのが付けられてました。

あと、南海21001Fにも、ゆるキャンヘッドマークが。

いつもとは違う賑やかな感じがしていいですね〜

 

今日は以上です、ご覧頂きありがとうございました。